白毛山の桜と、その先に広がるふもとのまち
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太子遊びと冒険の森

兵庫県揖保郡太子町原、白毛山のふもと。
1973年から、子どもたちが遊んできた1万坪の森。

1万坪森の広さ
53年1973年から続く
1,100人年間の利用者(延べ)
約30人大学生ユースリーダー
20人社会人ボランティア(約)
植生自然度07二次林

薪をとっていた森が、
遊び場になった。

ASOBOは、人が手を入れながら育ってきた「二次林」。まわりは市街地と田んぼで、このあたりでは数少ない、まとまった雑木林として残っている。

森の大半は、ツツジの咲く松林。

ASOBOのあたりの植生図。まんなかの広場を、ツツジの咲く松林が囲み、南側にスギ・ヒノキの植林が広がる
ASOBOのあたり(約700m四方)。円は、おおよその位置です。
  • ツツジの咲く松林森の大半アカマツ・モチツツジ

    春にツツジが咲く松林。マツ枯れで、全国的に減っている林。

  • 植えた林南側にスギ・ヒノキ

    人が木材をとるために植えた林。

  • 広場のあたりまんなか地図の分類は「緑の多い住宅地」

    広場や建物のまわり。子どもが集まる場所。

  • 明るい場所の林ところどころアカメガシワ・エノキ

    木を切ったあとの明るい場所に、最初に育つ木の林。

  • どんぐりの雑木林まわりにアベマキ・コナラ

    秋にどんぐりが落ちる、明るい落葉の林。昔は薪や炭をとっていた。

  • 竹やぶふちに竹林

    放っておくと、どんどん広がる。

  • ため池の水草池にヒルムシロのなかま

    水面に葉を浮かべる水草。

記録に残っている、生き物。

  • 森の中からこちらを見る鹿鹿子どもがいない日に、山から下りてくる
  • たらいの中の小さなカメカメ子どもたちが見つけてきた
  • 木の幹で、セミをつかまえたカマキリカマキリとセミ子どもたちが見つけた、食べる・食べられる
  • 白い鷺が羽を広げたような、サギソウの花サギソウ夏の終わりに咲く、白い鷺のような花。姫路市の花
  • 枝にぶら下がる、モリアオガエルの白い泡の卵モリアオガエル木の枝に泡の卵を産む。兵庫県のレッドリストに載っているカエル
  • 見上げた木々。どこかにキツツキがいるキツツキキャンプ中にリーダーが発見。どこにいるか、わかる?
  • まだ、一覧はない。53年遊んできた森やのに、どんな生き物がいるか分かりきっていない。いっしょに図鑑をつくる →

写真:姫路YMCAのInstagramから

手を入れる前
木が混み合った、暗い杉の林
手を入れたあと
枝を払って、光が入るようになった杉の林
拾ってきたどんぐりで、玄関を飾りつけ
  1. むかし薪と炭をとる森

    木を切って薪や炭にし、また芽吹かせる。人が使いつづけることで、明るい雑木林が保たれていた。

  2. いま手が足りない森

    使われなくなって、木が混み合い、林の中が暗くなった。放っておくと竹が広がり、子どもが入れない森になる。

  3. これから遊びながら手を入れる森

    竹を切り、道をつくり、光を入れる。遊ぶことと手入れすることを、分けずにやる。

だから、この森には大人の手が要る。

いま足りていないことを見る →

出典:環境省 現存植生図(1/2.5万)・植生自然度図(環境アセスメントデータベース EADAS)、国土地理院

1万坪の、どこで何が起きているか。

どこで、どのプロジェクトが動いているか。できあがった場所も、これからの場所も。

竹やぶ池調理場芝生広場入口12345678※位置は模式図です
進行中完成したものもうすぐ公開
1
池・ビオトープ水を引き直して、生き物が戻ってきた
完成!
2
竹やぶ枯れた竹を切り出す
あうるず
3
散策路草刈り・倒木の片づけ
あうるず
4
ピザ窯・丸太の階段みんなの手でつくったもの
完成!
5
芝生広場地域の人との話し合い・イベント
里山共創スタジオ
6
調理場・薪場講座の日の森のランチ・薪割り
AIBO
7
センターハウス(予定地)みんなの拠点を建てる
もうすぐ公開
8
森の奥わな猟・ジビエ
もうすぐ公開

森にあるもの。

つくったもの、手入れしているもの、そのままの森。

屋根の下にある、れんがのピザ窯とおくどさん
ピザ窯・竈門みんなの手でつくった、森の顔。窯に火が入ると、人が集まる。
完成!
夏の青空と、森に囲まれた池
池「裏庭の入り口」。水を引き直して、トンボやカエルが戻ってきた。
芝生の広場に常設のティピーテント
広場・キャンプサイト段々になった地形に、広場とキャンプサイトが重なる。
竹やぶで、切った竹を片づける
竹やぶ放っておくと森を呑み込む。切った竹は、次の工作の材料に。
手入れ中
木に吊るしたロープブランコで遊ぶ子どもたち
森のアスレチックいちばん上の段にある、森そのものの遊び場。
ボルダリングの壁をのぼる子ども
ボルダリング・アーチェリー高さ2m・長さ7.5mのボルダリングの壁と、アーチェリー。体ひとつで挑む遊び。
炊事場食堂トイレ湧き水プールキャビンファイヤー場事務所

季節で、やることが変わる。

ASOBOに咲いた桜と、ミツバチ春

竹の子掘り。散策路の草刈りがはじまる。

夏の青空と、森の広場夏

池の生き物調査。日が長いぶん、焚き火は遅めに。

色づいたASOBOの葉秋

落ち葉かきと薪づくり。ピザ窯の出番が増える。

白毛山から見た朝焼けと、まちの明かり冬

竹の伐採にいちばん向く季節。焚き火がごちそう。

森の
1日

土日の活動日の例。
途中から来ても、途中で帰っても大丈夫。

森の広場に一列で入ってくるリーダーたち
かまどに火を入れる大人たち
9:00
集合・道具を出す入口の駐車場に集合。はじめての人は、ここで森の案内を受ける。
9:30
午前の作業プロジェクトごとに分かれて作業。子どもは森で遊んでいてOK。
12:00
森のランチ調理場でみんなで昼ごはん。ピザ窯に火が入る日も。
13:00
午後・ふりかえり続きをやるもよし、子どもと遊ぶもよし。最後に、今日やったことと次にやりたいことを話す。
14:00
解散道具を片づけて、14時ごろ解散。次は、第1・第3日曜か第2木曜に。

53年の、
森のあゆみ。

noteくわしくは「ASOBOの50年」で
  1. 1973「太子キャンプ場」が生まれる原森林組合と姫路YMCAの協力で、太子町の森に野外活動とキャンプの拠点ができた。
  2. 201340周年。森を整えなおすメインホール、炊事場、トイレ、道路を整備。
  3. 2016森が、学童保育の場にも放課後の子どもたちが、毎日のように森で過ごした。
  4. 2018「太子遊びと冒険の森 ASOBO」に公募で名前が変わる。遊んで、育って、冒険して学ぶ場所へ。
  5. 2021リーダーOBが「あうるず」を結成子どもの頃やリーダー時代に遊んだ森を、守る側に回る人たちが集まった。
  6. 202350周年森を貸してくださっている原生産森林組合に、感謝の楯を贈った。
  7. 2025〜まちの裏庭へ先生たちの学び直しや、地域との共創も始まった。次の50年へ。

この森を、支えている人たち。

食堂の前でお茶を飲む作業メンバー

この森は、地域からお借りしているものでできている。

森を貸してくださっている原生産森林組合地域の人たちが共同で持つ森。1973年から協定を結んで、お借りしている。
池を貸してくださっている原地区営農組合ビオトープの池は、営農組合からお借りしている。
運営NPO法人 姫路YMCA1973年から、この森で子どもの野外活動を続けている。

見学、
大歓迎。

行き方と当日のことは、見学のページにまとめた。